スピリチュアルティーチャー「エオラ」との出会い
江谷: サハジさんの「エオラジェムストーンオラクルカード」は、初めにアメリカで出版され、ミリオンセラーとなったそうですね。また、クリスタルヒーリングのワークショップは、世界各国で開催されています。
日本では旧カードが絶版となり、新しいサイズにペリドットも加わって新版のエオラカードとして発売されましたが、まだこのカードについてはご存じない方もおられるかもしれません。まず、始めにエオラカードの発売に至る経緯をお伺いしてよろしいでしょうか?
サハジ:私の名前はジェームズ・マキオン。スピリチュアルネームはサハジで、多くの人からこの名前で呼ばれていますし、日本でもこの名前で親しまれています。 私は17歳の頃からクリスタルヒーリングの世界を探求しはじめました。
そして、1992年から93年にかけて、「エオラ」というスピリチュアルティーチャーであり、ガイドでもあり、光明を得た存在に出会いました。彼女は、これまでの歴史において、多くの人々にクリスタルやジェムストーン(貴石)の大切さについて教えを授けています。 1992年以前より、彼女からのコンタクトを感じていたのですが、意識的に彼女の存在に気づきはじめたのは93年からです。以降、彼女のガイドに基づいて執筆やアートワークを始め、エオラジェムストーンオラクルカードを出版するに至ったのです。
このカードは、世界25カ国で出版されており、正確な数字は把握できていませんが、アメリカではこれまで200万部ほど印刷されています。ドイツ語版は5万部ほどで、ドイツ、オーストリア、スイスなどで普及しています。
日本語版は、最近リニューアル版がペリドットを加えて発売されました。
私はとても恵まれていて、著名人の方々も応援してくれています。その中でシャーリー・マクレーンが支持してくれており、ともにセミナーを行っています。
江谷: エオラに出会う以前の、あなたのバックグラウンドはジュエリーアーティストでしたね?
サハジ:18歳でアートの大学に入学し、ジュエリーデザインを学びました。それ以前からクリスタルを集めたり、加工を施したりしていましたが、大学でも加工や細工を学びました。そして、同時に石のエネルギーについて探求をしていました。何故、自分はいろいろな貴石に魅かれるのだろうと思ってもいました。それから、石には人が考えている以上のものがある、ということにも気づかされました。それらは価値があり、美しいだけではなく、ヒーリングのエネルギーがあるのです。そして、個人的にそれを体験しはじめたのです。
江谷: そのような状況の中で、エオラはどのように現れたのでしょうか?
サハジ:1993年に、私は人生の大きな転換期を迎えていました。当時、私はフロリダのマイアミに住んでいたのですが、そこで大きなハリケーンがあり、町の半分を破壊してしまいました。私はそこで何年もビジネスをしていて、ギャラリーを持ち、ジュエリーをはじめとした多くの美しいものがそこにありました。しかし、ハリケーンのあと、私のエネルギーがシフトして、別の場所に移ろうと思ったのです。
そこで、私はヴィジョンを見ました。最初は、普通の夢だと思ったのですが、実際は内なる旅をしていたのです。なにか別の次元のリアリティ、別の場所を訪れ、そこでエオラという女性に出会ったのです。
最初に彼女に出会ったときに、彼女は言いました。 「あなたは朝起きたら、ここを夢だと思うでしょう。でも、あなたは明日の夜も同じ夢を見ますよ。その次の日も同じ夢を見るでしょう。そして、あなたはわかるようになるでしょう。これは単なる夢ではないということを。これは別のレベルのリアリティなのです。もし別の次元という言い方をしたければそれでもいいですし、実際にここは別の存在、別の世界なのです」
すぐに、これは夢ではなく、現実なのだということがわかりました。そして、彼女は私を生徒として教えはじめました。彼女には、他にも多くの生徒がいました。そこにはスクールのようなものが存在し、クリスタルヒーリングのファウンデーションがあったのです。