クリスタル王国への入口

人類が地球の表面を歩くようになって以来、人はクリスタルとジェムストーン(貴石/パワーストーン)に魅惑されてきました。目を捕らえて離さない川底の輝く小石、古代洞窟の壁面に露出したクリスタル、永く忘れ去られていた神殿の聖なる彫刻、神秘的な石の岩屋、すべては地球が持っているこの宝物の神話と魔法と神秘を語っています。世界中の多くの聖なる場所は、エネルギーのボルテックスやクリスタル ポータルの上や近くに造られています。

しかしこれらの場所の神話や神秘の背後、クリスタルやジェムストーン王国への繋がりの背後には何があるのでしょうか。現在再び、世界的にクリスタルや石のヒーリング パワーへの復活と目覚めが起こっています。歴史上の他のどんな時代にも増して、人々は癒しと瞑想のツールとして、また自分の家庭や職場に聖なる空間を作るために、クリスタルを使っています。それはあたかも、このミレニアムの入り口に近づくにつれ、この自然の贈り物が提供するものを包容しようとするかのようです。スピリチュアリティが確実に大地に根づき、より内面指向になっています。クリスタルの癒しの領域に巨きな関心が出現していることを見ても、これは特に明らかです。

ではなぜクリスタルとジェムストーン/パワーストーンは実際に存在しているのでしょうか。それらが地上に存在する真の目的は何なのでしょう。多くの人々にとって、貴石とは装飾用に宝石類に加えて用いる単に綺麗なものにすぎません。しかし古代の人々にとってジェムストーン/パワーストーンとクリスタルは、ガイヤつまり母なる地球の聖なるエネルギーへの架け橋であり、目に見えない神聖な世界への直接のリンクでした。あらゆる文化は、クリスタル王国の守護者と、その繋がりに名前を付けてきました。ネイティブ・アメリカンの人々はそれを「ストーン ピープル」と呼びました。インドではそれらはデーヴァまたは「輝かしい人々」(デーヴァという言葉はこの言葉から派生しています)として知られています。ケルトの人々は「ノーム」すなわち「大地の宝石」の守護者である小さな人々の種族を知っていました。

古代エジプトの巫女や司祭たちは、ジェムストーン/パワーストーンを神々の力を人類に伝える直接の手段と見なしていました。彼らこそがジェムストーンやクリスタルから日常使う膨大な量のお守りを作った最初の文化でした。お守りという言葉はエジプト語では「担うこと、または運ぶこと」を意味しました。それは石のエネルギーを保持し、それを世界にもたらす器でした。ジェムストーンが多くのお守りとして選ばれたのは、それらが私たちを直接に神々の力に結び付けることができ、神々がその石を通じて私たちの利益になるように介入してくる信じられていたためです。あらゆるジェムストーンは聖なるものの異なる側面を表す力または資質を持っています。これはジェムストーンを神聖な儀式で利用する多くの古代文化に見られるパターンです。この直接の例は「ホルスの目のお守り」に見ることができます。『エジプトの死者の書』には、最も純粋なラピスラズリ(エジプト人に崇拝されていた青いジェムストーン)で当時「ウチャット」と呼ばれていたものを作る方法が記載れています。それはそれを身につける者に強さ、活力、保護、安全、そして健康という祝福を与えるためのものでした。それらが若さと活力の神であったホルスの属性でした。

あらゆる文化は何らかの形でクリスタルやジェムストーン/パワーストーンの霊的なエネルギーに触れています。新石器時代や先史時代のいわゆる原始的な人々ですら、石と自然の力の間に、ある種の繋がりを見ていました。発掘されてきたたくさんの洞窟や大昔の居住地跡には、ジェムストーン/パワーストーンの彫り物やお守りが見つかっています。現代のシャーマンやヒーラー、そして霊的な求道者の世界においてクリスタルと石はもう一度足場を固め始めています。私はこのことを最近参加したヒューストンでの Barnes & Noble の講演とサイン会で観察しました。それはジェームズ・マッケオンによる講演で、彼はジェムストーンのヒーリングとスピリチュアルな力についての本の著者です。ジェームズはクリスタル ヒーリングの世界に出現しつつある世界的動向について話しました。彼は、クリスタル王国に存在する癒しのエネルギーに対して、現在かつてない大きな関心が向けられている、ことに注目していました。

私は、なぜこれが現在そんなに大規模に起こっているのかと不思議に思いました。講話の中で彼は、クリスタルとジェムストーンが個人や惑星的の進化に対して持っている影響について話しました。ジェームズは、多くのクリスタルや貴石は微細レベルで私たちに影響を及ぼし、私たちの問題のパターンと根本原因を変化させる助けをしていると話しました。しかし彼が一番望んだことは、クリスタルとジェムストーンがこの惑星での生にとって不可欠の「生命力」エネルギーを持っていることを、みんなが知ることでした。彼はひとつ一つの石がどのような特別なエネルギーと贈り物を世界にもたらしているかについて話しました。彼の近著『エオラ ジェムストーン オラクル カード』の中で、彼は古代と現代における最も神聖なジェムストーンの霊的な繋がりとエネルギーを探求しています。この著作の中で、彼はそれぞれのクリスタルと貴石の旅を跡づけ、それぞれの文化的、霊的、神秘的な起源を探求しています。ジェームズは「クリスタルとジェムストーンは私たちの潜在能力と存在することの最高の目的を開示することを助けるエネルギーの鍵です。それらは私たちの創造的、潜在的能力に対する刺激剤となることができ、私たちが人間存在として「全体」になることを助けてくれます。クリスタルは能力拡大と癒しのツールなのです」と述べています。その後の質疑応答の中で、彼は、日常の生活でジェムストーンのエネルギーを使うことがいかに簡単であるかを話しました。これがエオラ ジェムストーン オラクル カードを作成した目的の1つでした。彼は人々が日常生活においてクリスタル・エネルギーを理解し、それを利用する単純な方法を知って欲しいと望んでいます。「多くの人々は複雑さの最先端で生きています。私たちに必要なのは単純さの最先端に戻ることなのです」と彼は言います。彼はクリスタル ヒーリングの基本に戻る道を説く唱道者です。

1993年、ジェームズ・マッケオンはある旅を開始し、それは彼をジェムストーンとクリスタルの王国へ連れていくことになりました。それは、この世とあの世のたくさんの場所への旅でした。彼以前の多くの神秘的旅人と同じく、彼は一連の「幻想夢」を通じて未知のレベルのリアリティにチューニングすることを始め、それらの夢は何ヶ月間も継続しました。彼はここで、多くの人々が経験してきたのとは異なる形で夢を語ります。1993年の春、ジェームズはエオラという古代の巫女との長い一連の遭遇を開始しました。彼が初めてエオラと出会ったのは、非常に鮮明な夢に似た体験でした。

その夢の中で、ジェームズは広い洞窟に似た部屋の中の、持ち上がった円形のプラットフォームの上に立っていました。彼の前と周囲を、それぞれ異なるジェムストーンから彫り出された一連のアーチやポータル(玄関口)が取り囲んでいるのでした。視野の中で1つの方向に歩いて行って見ると、それが濃いブルーの貴石、ラピスラズリから彫り出されていることが分かりました。これは古代エジプト人にとって非常に神聖なジェムストーンでした。そのアーチに触れようとしてふと後ろを振り返ると、額に入った美しい小さな女性が彼の背後に立っているのが見えました。エオラは振り向いてジェームズに自己紹介すると、ラピスのポータルに触る前に彼女の話を聴くことを提案しました。エオラは続けて、そのラピスのポータルはこのジェムストーンの純粋なエネルギーへの戸口なのだと教えてくれました。地球上のあらゆるジェムストーンとクリスタルは、霊的な世界に起源とエネルギー的源泉のポイントを持っています。彼女は、彼らが立っているこの小部屋は、その中心、この時点の地上のあらゆる異なる石へのアクセスポイント、つまり十字路なのだと説明してくれました。エオラはジェームズに、彼らが出会っているこの現実はきわめて"リアル"であり、単なる夢ではありません、と告げました。しかし今のところは、彼の現実感にとってはこれを明晰夢の体験と考える方がやさしいかもしれません、と。

こう言って、エオラはジェームズの手を取り、彼に付き添ってラピスのアーチを通り抜けました。SF 映画か何かを思い出させるような色の付いた光が旋回すると、彼は美しく設えられた庭園に足を踏み入れようとしているのでした。まっすぐ前方には入り組んだ建築物があり、近づいて見ると、それらの建物がブルーの貴石、ラピスから彫り出されていることがわかりました。その造りは天上のもので、まさに息を飲むような美しさでした。その複雑な構造物の周りの地面には、大きなオベリスクを象ったたくさんのラピスの石塊が設置されているのでした。エオラの隣に腰を下ろすと、彼女はこの場所の目的と、クリスタルやジェムストーンの真の目的について話しました。「あらゆるクリスタル、あらゆるジェムストーンは、それぞれが地球にもたらしている特別な贈り物と潜在能力を持っています。ジェムストーンは、人類が自らの最高の目的を解き明かすのを助けるためのエネルギー的な鍵なのです」。彼女は彼に、それぞれのクリスタルやジェムストーンは、彼女がジェムストーン ファミリーと呼ぶ種またはグループの一部なのだと話しました。それが地上の古代の人々が原型として知っていたものであり、ジェムストーン エネルギーのさまざまのタイプを代表するものでした。

彼女が語ったジェムストーンの8ファミリーの分類には、ライフストーン、ハートストーン、シーアーストーン、タッチストーン、ムーンジェム、サンジェム、キーストーン、そしてドリームストーンが含まれます。地上に存在するすべてのクリスタルとジェムストーンは、明白にこれらのグループの1つ以上に属しています。それらが語り出すにつれ、ジェームズはそれを感じ始め、なぜ古代の文化が石を崇拝し、それをどのように神聖なツールとして用いたのかについてさらに深い理解を持つようになりました。これらのファミリーとパターンと原型は常に存在していたのです。実際、いったんそれに気づくようになると、異なる文明がどのように石を用い、使用したのかがわかるようになります。この旅全体の中で彼にとって重要な部分は、クリスタルとジェムストーンがこの地上に存在するのは自らとこの惑星を癒そうとする私たちの努力を支援するためであることを知って、彼らをエネルギーの生きている源泉として見ることでした。

ミレニアムへの戸口が近づくにつれ、このことは私たちをどこに導くでしょうか。私たちにはクリスタル・エネルギーとヒーリングに関する豊富な情報、テクニック、システムがあります。この旅で観察したすべてから、私は多くの人々に必要なのは自分の霊的なルーツと起源を訪れることだと感じています。情報、波動、聖なるコンタクト、クリスタルやジェムストーンの気づきの真のソースは何でしょうか。それはどこに源を発するのでしょうか。私が信じる起源は、私たちの指先に、私たちがこれまで話してきた石そのものの中にあると信じます。個々のジェムやクリスタルは、それ自体で1つの宇宙です。それらは純粋なエネルギーとパワーの生きている器です。それらはクリスタルの光と愛という未踏の王国の戸口なのです。私たちが石の高次の目的を、光と調和のエネルギーへのフォーカスされた純粋な窓またはポータルとして受け容れるなら、その時私たちは彼らの最高の贈り物を地上に受け入れたのです。私たちの旅の支援を求めて、すべてのクリスタルと石を招くことができます。私たちに必要なのはただ頼むこと、招いて彼らを抱擁することだけです。私は最近、エオラ ジェムストーン オラクル カードの共著者であるジェームズ・マッケオンから教わったテクニックを使って、クリスタル・エネルギーとのワークを始めました。それは石の力と潜在能力を全面的に活性化するための視覚化のテクニックです。

2000年1月25日、ピーター・L・ゲブハルト

あなたがワークしようとするクリスタルかジェムストーンを手に取ります。その石をハート・チャクラのところで支え、それにあなたの愛と好意を注ぎます。これは石に向かって「私はあなたを愛しています」または「私はあなたに私の愛を与えます」と語りかけることによって簡単に行うことができます。ポジティヴなエネルギーが石からあなたに入ってくるのを許します。石を通じて、あなた自身のエネルギー、ポジティヴな思考、そして潜在能力を送ります。ちょうど虫眼鏡を通って太陽の光が集まってくるように、そのジェムストーンを、霊的な光に焦点を合わせることができる経路または拡大鏡として視覚化します。美しい光の源泉がその石のエッセンスとハートを輝かせるのを想像します。その光があなたの中に入ってきて、あなたの世界を輝かせるのを視覚化します。そのエッセンスと波動があなたを支援してくれるように招きます。そのジェムストーンがポータルまたは架け橋であり、あなたを地球と彼方なる世界の神聖なエネルギーに繋いでくれることを確信します。
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